中部縦貫自動車道大野油坂道路の予算額の推移

 2019年度補正予算の成立を受け、国土交通省近畿地方整備局は1月31日、福井県関係事業の配分を発表した。予算確保が課題となっている中部縦貫自動車道大野油坂道路(全長35キロ)は、過去最多の93億円が計上された。当初予算と合わせた年度全体の事業費は303億円となった。

 大野油坂道路は2019年11月に事業費の大幅増が判明し、残事業費として確保が必要な額は1685億円へ倍増していた。今回の補正によって、必要な残事業費は1592億円。県などは23年春の北陸新幹線県内開業と同時期の開通を求めており、20年度当初予算以降の3年間で必要な額は、年間平均約530億円となる。

 19年度補正予算の内訳は、大野-大野東間(5・5キロ)22億円、大野東-和泉間(14キロ)51億円、和泉-油坂間(15・5キロ)20億円。また93億円とは別に、20年度当初予算の先取りに当たる国庫債務負担行為「ゼロ国債」として、大野東-和泉間に5億円が計上された。

 県高規格道路課は「93億円は全国の道路事業でも指折りの非常に大きな額」と評価する一方、「残事業費を考えると、もう一段以上の引き上げが必要。年度末の20年度当初予算配分に向け要望を続けたい」としている。

 このほか県関係では冠山峠道路の整備に1億円、JR敦賀駅前の国道8号交差点改良事業として1億200万円などが計上された。

 また、北陸地方整備局も30日に事業配分を発表。敦賀港金ケ崎地区に土砂が堆積しているとして、整備費2億6千万円が計上された。

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