鬼に抱えられ、泣きじゃくる子ども=2月3日夜、福井県福井市白浜町

 鬼に扮した住民が集落を回って子どもを脅し、健やかな成長を願う節分の奇習「あまめん」が2月3日夜、福井県福井市白浜町で行われた。「悪い子はおらんか」と鬼に迫られた子どもたちの元気な泣き声が、家々に響いた。

 「あまめん」は、白浜町に約500年近く前から伝わる伝統行事で、2018年に県の無形民俗文化財に指定された。

 この日は午後6時ごろから、中学生ら3人が手作りの鬼の面、木の皮やわらで編んだみのをまとい、小さな子どもがいる家5軒を回った。

 45歳男性宅に鬼が現れると、三男(6)は豆を投げて応戦していたが、鬼に「言うことは聞くか」と抱えられると、「言うことを聞きます」と泣きながら約束していた。

 男性は「優しく、たくましい子に育ってほしい」と話していた。

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