中国・武漢市で発生した肺炎の原因とされる新型のコロナウイルスの電子顕微鏡写真(中国疾病予防コントロールセンター、GISAID提供)

 香港政府によると、1月17~20日に東京などを訪れ、クルーズ客船で香港に戻った男性(80)の新型コロナウイルス感染が確認された。香港紙によると、同船は乗客の約8割が日本人で、22日に鹿児島に停泊した。男性は日本の前に中国本土も訪れており、感染経路は不明。

 中国国家衛生健康委員会は2月2日、中国本土の新型コロナウイルスの感染者が1万4380人、死者は304人になったと発表した。フィリピン保健省は2日、同国訪問中の中国人男性(44)が新型肺炎で死亡したと明らかにした。世界保健機関(WHO)によると、中国国外での死者は初めて。

 北京市は2日、新型肺炎拡大を受けて延長された春節(旧正月)の大型連休の最終日を迎えた。中国政府は在宅勤務の奨励や連休のさらなる延長を通じて移動制限する異例の措置を取るが、帰省した人々のUターンが本格化し、感染者急増の懸念が強まっている。

 中国メディアによると、病床不足に対応するため、湖北省武漢市で急きょ建設が進められていた二つの病院のうち「火神山医院」が2日、完成した。3日から患者を受け入れる。

関連記事