中国・上海市は2月2日、新型肺炎の拡大を受けて不足しているマスクについて登録者に販売する制度を始めた。指定場所で身分証を提示して予約し、指定の薬局で後日購入する仕組み。ただ購入は1世帯当たり5個で、列に並ぶ必要も出るため「少ないマスクのため人が集まる場所へ行くのは愚かだ」と不満の声が上がっている。

 中国ではマスク不足に伴い、業者による値段のつり上げや粗悪品の販売に加え、薬局前で並んでいた客同士がけんかになるなど社会問題化。会員制交流サイト(SNS)では「マスクが無くなり外出できない」(上海市の40代男性)などの訴えも多く見られる。

 上海市はこうした社会不安を和らげようと登録制による購入制度を導入。2日は市内各地の登録場所で長蛇の列ができた。ただ購入可能な時期は不明だ。

 SNS上では「5個のマスクのため登録と購入の2回も外に出て、感染者がいるかもしれない列に並ばされる」「上海市幹部もこんな間抜けな方法を考えるのか」などと不満が続出。上海で感染者は増え続けており、社会不安の解消にはほど遠い状況が続いている。

関連記事