中国・武漢市で発生した肺炎の原因とされる新型のコロナウイルスの電子顕微鏡写真(中国疾病予防コントロールセンター、GISAID提供)

 新型肺炎の拡大で香港でも新型コロナウイルス感染者が増加する中、感染リスクにさらされる看護師ら医療関係者の労働組合が2月1日、組合員投票の結果、3日からのストライキを決定した。中国との境界の完全封鎖を要求しており、香港政府が応じなければ、7日まで5日間続ける。2日付の香港紙、明報などが報じた。

 明報によると、ストに参加する組合員は公立病院などの約9千人で、うち看護師は約6千人、医師は約700人。3日にまず、総務担当職員ら「非緊急業務」の約3千人がストを行う。

 同日中に政府が要求に応じなければ、4日以降は残りの組合員もストに参加。公立病院で働く職員の1割以上が休むことになりそうだ。混乱が予想されるが、政府には要求に応じる気配がなく、衛生当局は退職した医師らに支援を求めている。

 香港政府は先月30日から中国本土との間の高速鉄道や直通列車の運行を停止し、航空便も半減させるなど往来の制限を開始した。だが中国と香港の境界にある鉄道駅や港など14カ所の出入境ポイントのうち封鎖したのは6カ所だけで、中国人客の減少幅は3割程度と香港メディアは指摘する。

 報道によると、世論調査では8割の市民が完全封鎖を求めている。

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