中国・武漢市で発生した肺炎の原因とされる新型のコロナウイルスの電子顕微鏡写真(中国疾病予防コントロールセンター、GISAID提供)

 新型コロナウイルスによる肺炎が広がり続け、中国以外で「人から人」への感染が確認された国は1月31日までに日本を含め、少なくとも7カ国に上った。新たに感染者が確認された国も増え、各国は中国人の入国禁止措置など水際対策を強化、一部の航空各社や当局は中国便の停止を決めた。

 世界保健機関(WHO)などによると、人から人への感染は日本とドイツ、ベトナムに加え、米国とフランス、韓国、タイでも発生した。英国とイタリアでは初めて感染者が出た。

 中国人観光客が多いアジア各国はさらに強い対策を取り始めた。シンガポールでは中国湖北省武漢から入国した感染者が相次ぎ見つかり、政府は2月1日から中国パスポートの所持者と中国を2週間以内に訪れた渡航者の入国を原則禁止。フィリピンも湖北省からの中国人の入国を禁止した。

 感染未確認の国々は中国との往来制限に躍起だ。イスラエルは30日、中国からの航空便の乗り入れを当面、禁止すると発表。トルコ航空は31日、中国便の運航を2月9日まで停止すると明らかにした。

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