ボートレース三国=福井県坂井市三国町池上

 福井県坂井市のボートレース三国では1月29日、「G3オールレディース 三国レディースカップ」が6日間の日程で始まり、多くの客が来場した。元ボートレーサーの男らによる順位操作が三国でも行われていた疑いがあることに対し、「今更言われても何を買ったか覚えていない」などと淡々と語る声が聞かれた。

 選手を管理する日本モーターボート競走会三国支部の前田蔵執行役員は「事件が事実とすれば、競走の根幹を崩す問題。再発防止に本気でかからなければならない」と危機感を募らせる。事件が発覚した1月上旬以降、競技本部に選手がスマートフォンなどを持ち込んでいないか、チェックする金属探知機の数や人員を増強。ボート整備場などに出入りできる時間も制限し、ロッカー内や私物の抜き打ち検査も行うようにした。

 ボートレース三国を主催する越前三国競艇企業団の企業長を務める坂本憲男坂井市長は「あってはならないことであり遺憾」と述べ、高山良則事業局長は「公正性が疑われることは大きな痛手だ」と話した。29日は、選手の適正管理を求める電話が1本あったが、大きな混乱はみられなかったという。

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 福井県坂井市のボートレース三国の四つのレースを含む2019年に行われた18のボートレースで順位を操作、見返りに現金計約3400万円を受け取ったとして、名古屋地検特捜部は1月28日、モーターボート競走法違反の疑いで元ボートレーサーの男(29)=住所不定=を、現金を渡したとして同法違反容疑で親族の会社員の男(53)=三重県津市=をそれぞれ再逮捕した。

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