藤田宜永さん=2017年6月撮影、福井市の福井県立図書館

 恋愛小説などで知られる福井県福井市出身の直木賞作家、藤田宜永(ふじた・よしなが)さんが1月30日午前9時44分、右下葉肺腺がんのため長野県佐久市の病院で死去した。69歳。葬儀・告別式は行わない。妻は作家小池真理子(こいけ・まりこ)さん。

⇒【Web号外】藤田宜永さん死去

 早稲田大学を中退後に渡仏。帰国後に冒険小説「鋼鉄の騎士」で日本推理作家協会賞などを受けた。1990年代後半からは恋愛ものに手を広げ、「求愛」で島清恋愛文学賞。「愛の領分」では2001年、約5年前の小池さんに続いて直木賞を受賞した。

 90年代初頭に東京から長野県軽井沢町に移住。体験に着想を得た短編集「大雪物語」で吉川英治文学賞を受けた。

 日本推理作家協会賞や大藪春彦賞などの選考委員も務めた。

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