中国・武漢市で発生した肺炎の原因とされる新型のコロナウイルスの電子顕微鏡写真(中国疾病予防コントロールセンター、GISAID提供)

 中国の新型コロナウイルスによる肺炎拡大を巡り、米国立衛生研究所(NIH)は1月28日、感染を防ぐワクチンの開発に着手したことを明らかにした。3カ月以内に人に投与する臨床試験を始め、3カ月で安全性を評価。さらに規模を広げた臨床試験に進むことを目指す。

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 NIH傘下のファウチ国立アレルギー感染症研究所長が同日の記者会見で述べた。中国が公開したウイルスの塩基配列の特徴を基に、民間企業と協力して開発しているという。ワクチンが完成する前に流行が収まる可能性もあるが「感染が拡大し続ける最悪のシナリオに備える」としている。

 またコロナウイルス感染に有効な治療薬はないものの、既存の薬が効く可能性があると指摘。候補の一例として、エボラ出血熱の治療のために開発された抗ウイルス薬を挙げた。

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