元ボートレーサーの男が順位を操作した疑いがあるボートレース三国のレース

 福井県坂井市のボートレース三国の四つのレースを含む2019年に行われた18のボートレースで順位を操作、見返りに現金計約3400万円を受け取ったとして、名古屋地検特捜部は1月28日、モーターボート競走法違反の疑いで元ボートレーサーの男(29)=住所不定=を、現金を渡したとして同法違反容疑で親族の会社員の男(53)=三重県津市=をそれぞれ再逮捕した。

 2人の再逮捕容疑は共謀して、19年1~9月に丸亀モーターボート競走場(香川県丸亀市)やボートレース三国など9都府県の10カ所の競走場で行われた計18のレースで、会社員の男が3連単舟券を複数枚購入。元レーサーの男が的中するよう故意に順位を操作して競走の公正を害したほか、会社員の男が報酬として3425万円を渡し、元レーサーの男は受け取った疑い。

 特捜部によると、18レース中、出走が一番有利な内側の1号艇の際は、1レースを除き2着か3着、1号艇以外の際は4着以下になると打ち合わせていた。18レースの3連単の倍率は7・6~396・5倍だった。

 ボートレース三国の4レースは、3、6、9月に行われたレース。3連単の倍率の最高は3月のレースの396・5倍だった。

 会社員の男はインターネットで舟券を購入。報酬は20回以上にわたり、元レーサーの男に現金で手渡したり、口座に振り込んだりしていた。

 関係者によると、会社員の男の三つの配当金受取口座には、2016年ごろから合計数億円の入金があったという。

 特捜部は28日、滋賀県大津市の琵琶湖モーターボート競走場で19年7月2日に行われた2レースで元レーサーの男が故意に順位を下げ、会社員の男が元レーサーの男に現金300万円を渡したとして同法違反罪で2人を起訴した。

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