中国・武漢で新型肺炎の患者の対応にあたる医療従事者ら=1月27日(新華社=共同)

 米疾病対策センター(CDC)は1月27日の電話会見で、中国からの輸入品を通じて肺炎を起こす新型コロナウイルスに感染することは「証拠がなく、リスクは非常に低い」との見解を示した。中国・武漢に滞在歴のある感染者5人が見つかるなど米国でも関心が高く、質問が出ていた。

 またCDCは、中国全土への不要不急の渡航を控えるよう呼び掛けた。

⇒【まとめ】感染予防対策、症状や潜伏期間は

 CDCは、今回と近い重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)のウイルスは、物体の表面上で数時間単位でしか感染力が続かないと指摘。新型ウイルスには不明な点が多いものの「何日、何週間もかけて輸送された後で人に感染する能力を持つ可能性は低い」と説明した。

 米国で最初に感染が分かった2人から採取したウイルスを解析し、中国で先に報告されたウイルスからの変異はなかったという。

 中国政府は1月28日、新型コロナウイルスによる肺炎で、死者が計106人に達したと発表。中国本土の感染者は4515人となっている。

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