2010年12月に高浜原発3号機の原子炉に初めて装荷されたMOX燃料=福井県高浜町田ノ浦

 関西電力は1月27日、定期検査中の高浜原発3号機(福井県高浜町、加圧水型軽水炉、出力87万キロワット)で、使用済み核燃料の取り出し作業を始めた。関電によるとプルサーマル発電で使用したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を同日午後にまず一体取り出した。同日中にもう一体取り出す予定。使用済みMOX燃料の取り出しは、15日に終えた四国電力伊方3号機(愛媛県伊方町)に続き国内2例目となる。

 関電によると、原子炉内の燃料集合体157体のうちMOX燃料は28体あるが、今回は2010年12月から使用していた8体を今月29日までに順次取り出す。他にウラン燃料73体を取り出す予定で、取り出した計81体は全てウラン燃料に交換する。

 政府や電力会社は、使用済みMOX燃料を化学的に処理(再処理)して取り出したプルトニウムを再利用する構想を掲げるが、国内に再処理できる施設がない。関電は当面、8体を原発内のプールに保管するという。

 関電は4月上旬の原子炉起動、5月上旬の営業運転再開を見込んでいる。

 今回取り出されたMOX燃料は九州、四国、東京電力に次ぐ4例目のプルサーマル発電として2010年12月5日に装荷された。

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