4月のリニューアルオープンに向け整備が進む丸岡バスターミナル=1月6日、福井県坂井市丸岡町西瓜屋

 4月にリニューアルオープンする福井県坂井市丸岡町西瓜屋の丸岡バスターミナルの整備が着々と進んでいる。併設する「賑わい交流センター」にはパスタを中心に提供する飲食店とクレープ店が入り、屋外には芝生広場が設けられる。近くにある丸岡城に向かうまち歩きの拠点、玄関口と坂井市は位置付けるが、バスを利用する観光客を見据えた導線づくりは課題として残っている。

 老朽化に伴う改修を行っており、待合所のみだった既存施設に交流・販売機能を加えて再整備する。

 賑わい交流センターは木造2階建て、延べ床面積は約500平方メートル。1階の飲食スペースでは、坂井市丸岡総合福祉保健センター「いきいきプラザ霞の郷」を運営するイワタグループ(坂井市)がパスタ店、リサイクル業の上村商店(同県あわら市)がクレープ店を開く。他に待合室やギャラリー、キッズスペースが設けられる。

 2階は多目的室として活用。通常は客席が設けられ、会議や展示会などの希望があれば貸し出す。丸岡城を望む東側には長さ15メートルのテーブルカウンターが設けられ、16人分の席を用意する。広さ約600平方メートルある芝生広場の周囲には、屋根付き回廊を作りベンチを配置。イベントなどを開催できるよう水道と電源を8セット設置する。

 ターミナルから約600メートルの距離にある丸岡城まで、徒歩10分の距離を観光客らにいかに楽しく歩いてもらうかが今後の課題。

 丸岡城には城郭や堀、門などが残っていないだけに、城下をまち歩きできるルートの設定や城周辺の市民の盛り上がりが求められ、これらは天守の国宝指定に向けた課題とも重なる。

 賑わい交流センターの事業目的では、「導線上にある商店街との連携や空き家・空き店舗の利活用を通じ、地域住民や観光客の滞留を促す」とうたっており、市としては部局を横断した施策の検討が必要となる。

 ターミナルは4月1日に稼働し、飲食ブースは6日にオープンする予定。

 旧バスターミナルはかつて京福電鉄永平寺線と、同丸岡線が交わる京福「本丸岡」駅だった。両線が廃線となり京福バスの運行に切り替えられた後、駅舎はバスの待合所として活用されてきた。新バスターミナルの建設計画で2019年解体された。バス停の名前も丸岡バスターミナルに変わった。

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