【まとめ】新型肺炎の症状の特徴や高リスクの対象者

 新型コロナウイルスによる肺炎の特徴が、世界保健機関(WHO)や中国の研究チームによる分析で少しずつ明らかになってきた。発症者の7割が40歳超という報告があるなど中高年に多く、高血圧や糖尿病などの持病がある人はリスクが高いという。日本での対策を考える重要な材料となりそうだ。

 英医学誌ランセットに24日掲載された、中国・武漢市での流行初期に入院治療を受けた患者41人についての報告などによると、患者の主要な症状は発熱やせき、筋肉痛など。発症後しばらくは症状が軽いが、約1週間後から悪化して入院する例が多かった。

 効果的な治療薬はなく、症状を和らげる対症療法が中心。重症者には過剰な免疫反応がみられ、これは2003年に世界に広がった重症急性呼吸器症候群(SARS)との共通点という。

⇒【まとめ】感染予防対策はインフルエンザと同様

 WHOによると、2020年1月22日までに中国から提出された約290人のデータでは、患者の72%は40歳を超えており、40%は糖尿病、高血圧、心血管疾患などの持病があった。こうした疾患が病状に影響を与えている可能性がある。ランセットの報告でも同様の傾向が見られたが、WHO幹部は「若い患者は心配ないということを意味するものではない」と指摘している。

 感染者は全員発症するわけではないことも判明。別の中国チームの報告によると、深セン市の男児(10)は、発熱やせきなどの症状がないにもかかわらずウイルスを保有していた。

関連記事