テニスコートの「ウインク」=2019年7月、福井県福井市市波町

 福井県福井市は1月25日、公共施設の削減に向け策定を進める「施設マネジメントアクションプラン」素案の美山地区説明会を、市美山公民館で開いた。借地上にある廃止方針施設の建物を民間団体に無料で貸して有効活用してもらい、地域振興を図る制度を新設する方針を示した。3月市会で新制度の条例案を提出する考え。

 美山地区での説明会は、反対意見が相次いだ2019年8月以来2度目で、約90人が参加した。市は、廃止方針施設のうち▽テニスコートの「ウインク」▽そば打ち道場の「ごっつおさん亭」▽そばの加工、製粉の「そば工房木ごころ」-の3施設は、現在の指定管理者などに建物を無料で貸し付けて活用を図りたいとした。

 キャンプ場の「リズムの森」は民営化に方針を変更し、高齢者福祉施設の「楽く楽く亭」は、民間に活用の提案を募る市場調査を再度行う考え。いずれも地権者の理解と協力を求めていくとした。

 参加者からは「過疎地の美山の施設は民間では維持管理できず、自治体が維持すべき」「給与水準が高い市職員の人件費を削るべき」「プランそのものを白紙にすべき」といった反対意見が相次いだ。

 市は施設マネジメントアクションプランの素案で、市内396施設のうち24施設を廃止する方針を示している。プランは本年度内に策定する方針。

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