積雪のない畑に顔を出したフキノトウ=1月24日、福井県池田町薮田

 気象庁は1月24日、今冬はこれまで東日本や西日本で気温がかなり高く、日本海側の降雪量が記録的に少ないと発表した。北極圏に寒気が滞留し、日本付近に南下しにくい状態になっていることが原因。同庁は「2月も高温、少雪が続く可能性が高い」と分析している。

 福井県内も記録的な少雪となっている。福井地方気象台によると、1月に入っても福井市中心部では積雪がまだ観測されておらず、観測日が最も遅かった2016年1月19日を更新した。初雪は記録が残る1898年以降3番目に遅かった。平野部の積雪は大野市で1月15日に3センチ、16日に1センチを観測しただけだ。

 同気象台によると、偏西風が日本付近で北に蛇行していることが暖冬の原因。雪を降らせる寒気が南下できず、南から暖かい空気が流れ込んでいるという。

 24日に新潟地方気象台が発表した北陸の3カ月予報によると、2月は冬型の気圧配置が長続きしないため、平年に比べ曇りや雪、雨の日が少なく、気温は高い見込み。降雪量は2月は少なく、3月は平年並みか少ないとみている。

 ■早くもフキノトウ

 福井県池田町薮田の畑で1月24日、春の使者とされるフキノトウが顔を出しているのを同町農業公社の職員が見つけた。「例年なら一面は雪。見つけるのは3月ぐらい」と職員も驚いた様子。

 積雪がないばかりか「先日はハウスの中は30度だった。青虫もいるようだ」と話し、一向に雪の降る様子のない空を見上げ、首をひねっていた。

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