俳句の魅力や楽しさについて語る夏井いつきさん=1月22日夜、福井県の坂井市ハートピア春江

 福井県坂井市の日本一短い手紙コンクール「一筆啓上賞」の選考委員で、テレビ番組でも活躍する俳人の夏井いつきさんの句会ライブが1月22日夜、同市ハートピア春江であった。独特の軽妙なトークを繰り広げ、俳句の楽しさや魅力を伝えた。

 23日の同賞の最終選考会に合わせて市教委が主催、市民ら約760人が詰めかけた。

 夏井さんは、五七五のうち初めに季語を省いた12音(俳句のタネ)を考え、それに合う季語を選ぶとよいと解説。指名した観客の言葉をもとに夏井さんが俳句を仕上げる場面もあり、「句の印象は季語によって大きく変わる」と力説した。

 「乾杯」と「完敗」をテーマに来場者が投句するコーナーでは、夏井さんがテレビ番組さながらに“厳しく”批評。「偉そうに」などと辛口のコメントも飛び出し、観客の笑いを誘った。このコーナーで優秀と評価された7句から、拍手の大きさで最高賞を決定。定年前の男性が詠んだ「ネクタイを しめる日最後 風光る」が選ばれた。

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