北陸新幹線の福井県内開業を見据えて開かれた同県坂井市議会とあわら市議会の合同研修会=1月21日、あわら市役所

 北陸新幹線の最速列車「かがやき」のJR芦原温泉駅停車を実現するため福井県の坂井、あわら両市議会は1月21日、あわら市役所で合同研修会を開いた。広域的な観光振興策を議論した上で、年度内に議員連盟を発足させる方針を決定。大手企業や商工会、観光協会などの協力を得て、JRや国土交通省などへの陳情活動を強化していく。

 研修会には、両市議会の議員41人と両市の観光担当職員らが出席した。あわら市の佐々木康男市長が駅周辺整備計画を説明した後、既に実施している坂井・あわらエリア周遊滞在型観光推進事業や、バス、タクシー、レンタカーを想定した2次交通のあり方などについて議論した。

 議員から市の担当者への要望や質問が相次ぐ中、坂井市議会の最大会派・志政会の山田栄会長は「市職員や市長は何をしてくれるんだという発想ではなく、議員が能動的に一緒に行動していくという考え。かがやきが何とか停車するよう坂井市民のため、あわら市民のため解決していくことが狙い」と説明。あわら市議会の笹原幸信議員は「議会主導でJRや国交省にお願いすることが大事」と応じた。

 議連については、両市議会で各会派、各議員に参加の意向を確認した上で、年度内に発足させるスケジュールを確認した。

 合同研修会の開催をとりまとめた坂井市議会の広瀬潤一議員は取材に「両市議会が議員主導で団結するのは初めてではないか。テクノポート福井の企業団やあわら市の大手企業、両市の商工会、観光協会を巻き込みながら、かがやき停車を実現したい」と語り、議連を土台に坂井・あわらエリアの関係者が一体となった陳情攻勢を掛けたいとした。

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