トップアスリート剣道教室で子どもたちを指導する渡邊タイ五段(左)=1月11日、福井県の越前市武道館

 世界剣道大会の女子団体優勝メンバーの渡邊タイ五段(27)=熊本県警=が講師を務めるトップアスリート剣道教室が1月11日、福井県の越前市武道館で開かれた。市内の小中学生約120人が参加し、一流剣士の技を少しでも身に付けようと大きな声で気合を入れて竹刀を振るった。

 トップアスリートに直接手ほどきを受けることで、子どもたちの夢を育てようと市剣道連盟が毎年、全国トップ級の選手を招いて開いている。

 熊本県出身の渡邊五段は3年に1回の世界剣道に日本代表メンバーとして出場し、2015年、18年と連覇。昨年の全国警察選手権の女子個人を制し、来年の世界剣道フランス大会では日本代表の中核として期待されている。

 市内8スポーツ少年団の小学生約50人を対象とした午前の部では、素振りや足さばきなどの基本を丁寧に指導。子どもたちに「素振りでも相手のイメージを作り、竹刀を振り下ろして最初の構えに戻るまで気を抜かないで」などと語りかけ、実戦を意識した練習の大切さを伝えた。午後からは中学生と竹刀を交え、技の応用などを教えた。

 王子保スポ少の6年生の女子児童は「実際に振ってみせてくれる竹刀の速さが全然違った。手首や腕の伸び方もきれいだった」とトップ選手の技を感じ取っていた。

関連記事