ピークを迎えている合格ダルマ作り=1月9日、福井県小浜市福谷のツカモト民芸センター

 ぎょろっとした大きな目で受験生に活! 受験シーズンを迎え、今年も「合格ダルマ」の制作が福井県小浜市福谷のツカモト民芸センターで最盛期を迎えている。底が平らで「転ばない」ことから、縁起を担ぐ受験生、保護者らに人気。すべて手作業だけに、受験勉強同様こつこつと丁寧な作業が続いている。

 ダルマは丸形ではなく四角すい。民芸品として同店が50年以上前に赤や黄、緑、黒色の樹脂を素材に考案した。30数年前から「合格」の文字を入れている。例年12月から注文が入り、今年は3月末までに約300個を仕上げる予定だ。

 大学入試センター試験(1月18、19日)を控えた1月9日は「現代の名工」に選ばれている店主の柄本忠彦さん(72)、妻の直江さん(61)が一つ一つ表情を描いていった。口は「へ」の字形にぎゅっと結ばれ、大きな目、太い眉とともに表情はキリリと引き締まって力強い。「頑張れ!」と受験生にパワーを送っているかのようだ。色合い、表情が同じ物は一つもない。

 合格祈願のほか、夢の実現の“お守り”として買い求める人もいる。忠彦さんは「信念を持ち、魂を込めて作っている。このダルマのように、ふらふらせず、ぶれない芯の強さを持って頑張ってほしい」と受験生らにエールを送っている。

 価格は1個1300円(税込み)から。大きさで異なり、売れ筋は底辺約4センチの2860円(同)という。1月は無休。2、3月は水曜定休。問い合わせは同店=電話0770(52)2590。

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