福井駅前の通称「三角地帯」再開発のハピテラスから見た完成イメージ図(福井県配布資料より)

 福井県福井市の東村新一市長は1月7日、市役所で年頭の記者会見を行い、新年の抱負を述べた。北陸新幹線県内開業が3年余り後に迫る中、JR福井駅西口で進む再開発について「ホテルの誘致は重要なファクターで、力を注いでいかなければならない」と、民間によるホテル誘致を後押しする考えを示した。

 福井市は西口再開発(現ハピリン)で、シティーホテル誘致を計画し断念した経緯がある。現在進んでいる民間による再開発では、中央大通りと福井駅前電車通りに挟まれた「三角地帯」のうちユアーズホテルフクイ一帯の駅前電車通り北地区A街区で、高さ約120メートルのホテル・オフィス棟などの建設計画がある。福井駅前南通り商店街やガレリア元町商店街を対象にした駅前南通り地区の再開発でも、ハピリン南側にホテルを整備する計画がある。

 東村市長は昨年12月にA街区再開発の本組合の設立が認可されたことを受け「新年度の工事着工に向け、補助金確保のための国への要望など事業が円滑に進むよう支援する」と述べた。

 市が新幹線福井駅舎と一体的に整備する「拡張施設」については「2021年度からの工事に向け、今年は埋蔵文化財の調査や支障物件の移設を行う」とした。

 今年も財政再建に力を入れるとし「新年度の当初予算も事業を取捨選択して歳出のスリム化を図り、収支均衡した予算とする」と述べた。財政再建計画に基づき削減した補助金は「一律ではなく個別にみて増額できるものは増額する」とした。

 今夏に開催が迫った東京五輪・パラリンピックでホストタウンに登録しているスロベニアについては「市民一丸となって応援するために事前キャンプの誘致は不可欠。スロベニアチーム(バスケットボール男子)の大会出場権獲得を祈りつつ誘致交渉を続ける」と現状を説明した。

 今年の漢字1文字について問われると、広域的な連携が重要になっているとして「広」を挙げた。

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