図書館職員らが工夫を凝らし選んだ本が入った「本の福袋」のコーナー=1月7日、福井県の越前市中央図書館

 福井県越前市の中央図書館が1月13日まで、今立図書館が同12日まで、袋に記されたテーマをヒントに、利用者が中身を知らないままに選んで借りる3冊入りの「本の福袋」を実施している。今年で5年目を迎えた人気企画で、実施初日の4日は福袋目当ての来館者が大勢訪れた。

 福袋の表面には「何の世界一を目指しますか?」「トンカツを巡るストーリー」など、袋ごとに異なるテーマが書かれている。袋を開けずに貸し出し手続きができ、どんな本が入っているかは持ち帰ってからのお楽しみ。担当者は「普段は自分で選ばないジャンルや作家の作品に出会える」と話す。

 中央図書館では、選ぶ目安にと、年齢別など10カテゴリーを設けた。視聴覚コーナーの映画やドラマのDVDが入った福袋が今年初めて登場。同図書館で活動する自主グループ「古文書を読む会」、本好きの10代でつくる「YAグループ」が設定した福袋も加わった。貸出冊数上限の15冊が入った「大入り袋」もある。今立図書館は▽子ども向け▽10代向け▽大人向けの3種類。

 中央図書館によると、今年最初の開館日4日は福袋目当ての来館者が多く、1日の貸出冊数は普段の週末の1・5倍となる約3千冊になったという。担当者は「職員一同で図書館利用者と本の出会いについてあらためて熟考して選んだ。本好きの人も、そうでない人も楽しめる企画」と利用を呼び掛けている。

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