明智光秀の福井県内ゆかりの地を紹介したリーフレット

 戦国武将・明智光秀を主人公にした今年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に合わせ、福井県は県内ゆかりの地12カ所を紹介したリーフレットと案内板を作製した。全国的にあまり知られていない福井と光秀との関わりを県内外に発信し、誘客につなげたい考え。県の担当者は「言い伝えを含めて福井には光秀ゆかりの地が多い。ぜひ足跡をたどってほしい」と呼び掛けている。

 県文化課によると、一説では光秀は美濃国を追われて越前に逃げ、10年ほど暮らした可能性がある。その後、織田信長に仕え、朝倉氏討伐のため若狭に入り、金ケ崎での撤退戦で大役を果たしたとされる。

 リーフレットでは、▽光秀が夫婦で暮らしたとされる称念寺(坂井市)▽撤退戦の舞台となった金ケ崎城址(敦賀市)▽光秀の座像がまつられている明智神社(福井市)―など、県内8市町の12カ所の史実を写真とともに紹介している。

 また、ゆかりの地を車で巡る観光モデルコースを提示。光秀が再起に向けて力を養うため10年ほど過ごしたとされる「雌伏の地(嶺北)」コースと、信長に仕えて頭角を現すきっかけとなった「飛躍の地(嶺南)」コースの2種類を設定し、全県を回る参考にしてもらう。

 このほか、柴田勝家や朝倉義景らとの関係をまとめた人物相関図も見ることができる。

 リーフレットはA3判二つ折りで、1万4千部作製した。ゆかりの地がある8市町の観光案内所や道の駅のほか、県東京事務所などで配布している。リーフレットの内容は、県内の情報ポータルサイト「ふーぽ」でも閲覧できる。

 一方、案内板は高さ120センチ、幅60センチ。リーフレット掲載の12カ所のうち9カ所に設置し、その場所と光秀との関わりを解説している。

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