福井県越前市平和町の火事現場=12月29日午前10時20分ごろ(日本空撮・小型無人機ドローンで撮影)

 福井県越前市の中心市街地の平和町で昨年12月29日未明に起きた大規模火災で、南越消防組合は1月6日、出火元は被害エリア中央にある住宅兼工場の1階だったと発表した。実況見分の調査結果概要によると、被害を受けたのは部分焼も含め12棟。総焼失面積は約1500平方メートルで、2017年2月に起きた同市蓬莱町の火災を上回った。

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 住宅兼工場は木造2階建て。工場ではリボンの染色をしていた。南越消防組合と越前署、県警本部は29日に約40人態勢で実況見分を行い、所有者らからも出火当時の状況などを聞き、風呂やトイレ、物置があった1階中央部を火元と断定した。出火原因は分かっておらず、引き続き調べる。

⇒【動画】炎と煙が上がる火事現場

 全焼は、住宅兼工場と別の住宅1棟。ほかに住宅1棟が半焼し、住宅や空き家、倉庫など9棟の一部が焼けた。総焼失面積のうち住宅兼工場が約1300平方メートルを占めた。被害に遭った5世帯19人にけがはなかった。

 火災は2019年12月29日午前0時35分ごろ発生した。消防車両17台、116人が出動したが、住宅密集地だったため消火活動は難航し、鎮火したのは約2時間50分後だった。

 2017年2月の同市蓬莱町の火災は、店舗や住宅10棟を焼き、焼失面積は計約1440平方メートルだった。

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