【ゆるパブ】高校生の恋愛「LINEで始まる」

 スマホ世代の特徴について高校生と語り合ったトークイベント「ゆるパブオフ会in若狭高校(福井県立若狭高校)。昔は結構当たり前だった趣味(漫画や音楽など)の押し付け合いを今の高校生はあまりしなくなったということが、これまでの話し合いで分かった。「無理に合わせない」「違うことが当たり前として前提だから」…。友だち付き合いのわずらわしさは軽減したように思える。ここで若新雄純・慶応大学特任准教授から一つの疑問が…。

 ■友だちの見定め方

 「僕らが中高生の時は好きなものが近い人から仲良くなっていって、あとあと人間的にも波長合うってなってきたわけだけど、趣味とかそういう部分を合わせないで、どういうふうに仲良くなるの?」

 ごもっとも。子どもの頃、友だちにゲームや漫画を薦められた。わずらわしい気持ちもあったが、それだけ親密になれた気がしたし、仲が深まった気がした。そのやりとりの中で気が合うのかどうかはかることもできた。それを断りながら友情を深めるってどうするんだろう。

 「例えばですけど、僕が1個の漫画とかを言ったときに、一方的に拒絶するというか、逆に1回話を聞いて、や、違うなって俺は合わないっていう人がいたりとか、いろんな返答の仕方があったりするんですよ」と切り出したのは1年生の男子。「僕が出したアクションに対してどう動くかって、面接官じゃないですけど、チェックするっていうか」という。

⇒【前回】しつこいLINE、親友でもブロック

 2年生の男子は「けっこう、レベル付けとか。なんのっていうのはなく、レベル高けーよなーみたいな。この人レベル低いなとか」。友だちになりたいぐらい敬意を払える相手かを見定めるということだろうか。なかなか言語化しにくい質問ではあるが、要はフィーリングということだろうか。

 ■高校生の恋愛

 若新さんは高校生の恋愛についても質問。「一般的に言われているのは、男女関係についても昔に比べると積極さがなくなってきてますよね。付き合う回数とかも、校内恋愛とかもゼロではないけど、あんまり付き合いまくってる感じではないん?」

 回答を尻込みする男子を横目に3年生の女子が最近の恋愛事情について語ってくれた。いや結構いますよ。「まず高校生の恋愛はまずLINEから始まるんですよ。LINEから始まって、でどっか何回か遊びに行って付き合うんですよ」。

 筆者も親戚の高校生に聞いたことがある。彼曰く、クラスのほぼ全員がLINEのアカウントを持っている。そしてLINEを通じて友だちの友だちとも仲良くなり、気が合えばお付き合いが始まるのだとか。トークイベントの高校生の説明と合致した。意中の相手を放課後まで待って、ひと気のないところで意を決して告白なんていうのは過去の話なのだろうか。

 若新さん「終わるときはLINEで終わるの?」

 3年生女子「それはわかんない」

⇒スマホ世代、割り切った友人関係?

 さらに話を聞いてみたかったが、根掘り葉掘り聞くのは野暮というもの。これくらいにしておこう。

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 この記事は11月18日に福井県立若狭高校で開いたトークイベントの詳細をシリーズで紹介しています。次回は1月14日に「福井新聞ONLINE」で掲載します。
 

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