谷田部ねぎを使ったお好み焼き(手前)と地元産トマトのカレー=福井県小浜市駅前町の「おばんざいおふくろの味 零」

 若狭青年会議所(JC)は、福井県小浜市特産の谷田部ねぎを使ったお好み焼き「若狭のやったべー焼き」と、ほどよい酸味と甘みが特長の地元産トマト入り「若さの美カレー」の2品を考案した。北陸新幹線敦賀、小浜開業を控え、地場産品を使った商品開発による地域おこし活動で「おいしく味わいながら、まちの在り方を考えるきっかけになれば」と期待を寄せる。

 同JCは、市民アンケートを実施するなど、新幹線開業に向けた事業に取り組んでいる。2018年は料理研究家を招いて、食のまちづくりについて学び、若狭の食材の魅力を再認識。2019年は地場産品を使った商品を作り、小浜を活気づける事例を示そうと、メニュー開発に挑んだ。

 2019年6月に人材育成講座「新順造館」を市内のホテルで開催。約60人が若狭イチジク、若狭牛、浜焼きサバなど、若狭ならではの食材をテーマに料理のアイデアをひねり、商品化候補を2品に絞った。

 トマトは抗酸化作用のあるリコピンを含み、美肌効果があるとされる。アンチエイジングの若さと、地名の若狭を引っかけて「若さの美カレー」と名付けた。お好み焼きは、農林水産省が保護するブランド野菜「谷田部ねぎ」が味の決め手で、しゃきしゃきとした食感が楽しめる。

 同JCは「新幹線開業は、小浜のまちを見つめ直すチャンス。一時的なものではなく、継続的に考えていくきっかけになれば」と話している。

 カレーは小浜市酒井の「バー&ダイニング ZERO」で1食980円(税抜き)で常時提供。お好み焼きは2020年春まで、同市駅前町の「おばんざいおふくろの味 零」で1食380円(同)で味わえる。

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