古代文字で「合格祈願」と書かれた紙と飾り炭のセット

 受験シーズンを迎え、福井県福井市の県立図書館は1月4日、古代文字で「合格祈願」と書かれた紙と竹の飾り炭をセットにした「合格祈願御炭(おすみ)付きグッズ」の配布を始めた。午前9時の開館と同時に受験生らが訪れ、験担ぎにグッズを求めていた。

 同市出身で漢字研究の第一人者の故白川静さんが苦学の末に「白川文字学」を確立した偉業にあやかり、受験生のお守りにしてもらおうと企画。昨年、県の白川静漢字教育賞を受賞した勝山市荒土小の道関直哉校長の発案で、「お墨付き」の語呂合わせから、同校児童が作製した飾り炭と組み合わせた。

 約7センチ四方の紙の表には朱色地に白色で古代文字で「合格祈願」が書かれている。裏面では、古代文字について「『合』は祈りや誓いの言葉を収める器の上に深くふたをしている形」などと解説。飾り炭は、輪切りにした直径約2・5センチの竹の中に縁起物の鈴が入っている。輪切りの竹は「先が見通せる」という意味が込められているという。

 高校受験を控え、年末から図書館で勉強しているという福井市内の中学生3人はグッズを手にし「白川博士のお守りで効果がありそう。第1志望の高校を目指して勉強を頑張ります」と話していた。

 グッズは無料で先着100人に図書館内の白川文字学の室(へや)で配布している。

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