丸岡―静岡学園 後半、静岡学園のFKに反応する田海寧生(後列右から2人目)ら丸岡イレブン=1月2日、駒沢

 サッカーの全国高校選手権第3日は1月2日、東京・駒沢陸上競技場などで2回戦16試合が行われ、2大会連続30度目出場の丸岡(福井)は5年ぶり12度目出場の静岡学園に0-3で敗れ、前回に続く16強入りはならなかった。

 0-3の後半ロスタイム。丸岡は中央突破からFKを奪うと、ゴール前に上がってきたGK倉持一輝が大声で叫んだ。「1点取るぞ」。MF飯田晃明の浮き球ははじき出され、ホイッスルが鳴った。完敗を喫したが、イレブンは最後の1秒まで闘志を振り絞った。

 激しいプレスでボールを奪い、両サイドの明間や中村晃大、前線の田海寧生主将にロングパスでつなぐ。逆転勝ちした初戦同様、2回戦も丸岡のサッカーを展開した。だが、相手の高い技術が立ちふさがった。

 静岡学園はJ1鹿島入りが内定したエース率いる優勝候補で、パスで揺さぶるサッカーを強みとしている。「似た雰囲気がある」(小阪康弘監督)という北信越プリンスリーグ優勝の帝京長岡(新潟)を仮装相手に設定して対策してきた。2、3人がかりの寄せで崩すチャンスがあると読んだが「いなされた。さすがだった」。指揮官も舌を巻くしかなかった。

 押し込まれる中でもDF遠藤悠生や藤本輝晶が気を吐き、初戦に続きGK倉持の好セーブも光った。田海主将は「自分たちのスタイルを貫けた。そこは胸を張りたい」と話した。

 スタメン11人中5人が2年生。特にMFの川中浩夢や飯田は相手の技術を目の当たりにした。「静岡学園に負けて意味があったと言えるように、経験を糧に成長する」。川中は目を真っ赤にして誓った。堅い守備に攻撃の幅が加われば、県勢として14大会ぶりの8強も見えてくる。

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