2019年7月に福井県の福井市中央公園で初開催され、約1万人を動員したワンパークフェスティバル。20年は7月4、5日に開催される

 「福井なのに、福井じゃないみたいだ…」。アマチュアバンドのボーカルをしている福井県内の20代男性は、福井市中央公園に設けられたステージに著名なアーティストが次々と上がり、大勢の聴衆を盛り上げる光景に、感激のあまりつぶやいた。2019年7月に2日間で約1万人を動員し、約6億4千万円の経済波及効果をもたらした初の野外音楽祭「ワンパークフェスティバル」。20年も7月4、5日に開催することが決定し、実行委員会は「今年以上に楽しんでもらえるフェスに」と準備を進めている。

⇒【D刊】ワンパークフェス2019年の出演者

 福井で音楽活動を展開する若者たちが「街全体が一つのテーマパークになる音楽フェス」をコンセプトに企画した。県内企業や行政、ジャズバンド「ソイルアンドピンプセッションズ」のリーダー「社長」さん=福井県越前市出身=をはじめ多くのアーティストの協力で実現にこぎ着けた。

 出演アーティストは、ウルフルズやクレイジーケンバンド、コーネリアスといった大物や新鋭が名を連ねた。全国から訪れる音楽ファンに福井の魅力を発信しようと会場内に設けた福井の食や工芸の物販ブースには列ができた。ステージの前で盛り上がる人、芝生や椅子に座り雰囲気を楽しむ人、遊具や噴水で子どもを遊ばせながら、聞こえてくる音楽に体を揺らす人…。若者も家族連れも年配の人も、それぞれに合った楽しみ方ができるフェスになった。

 実行委は、今年は公園内に設けた物販ブースを来年は公園外に広げ、「街全体が一つに」のコンセプトをさらに具現化する考え。出演者の発表は20年1月中に第1弾を予定している。

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