萩生田光一文科相

 大学入試改革の目玉とされた大学入学共通テストへの英語民間検定試験と国数記述式問題の導入見送りを巡り、文部科学省は12月27日、経緯の検証や大学入試の在り方などを話し合う検討会議を設置した。来年1月15日に初会合を開き、来年中に一定の結論を示す方針。

 座長は三島良直東京工業大前学長。メンバーは三島氏を含む有識者委員11人に加え、英語民間試験の導入延期を求めてきた全国高等学校長協会長の萩原聡・東京都立西高校長ら団体代表委員7人で構成。大学入試センターの山本広基理事長がオブザーバーで参加する。

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 萩生田光一文科相は27日の閣議後記者会見で「(従来の方向性に)批判的な立場だった方などをバランス良く選んだ。あらかじめどういう結論を導くかは決めていない」と強調した。

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 会議では、「読む・聞く・書く・話す」の4技能を測ることを目指した英語民間試験の導入見送りを受け、4技能評価の在り方を改めて話し合い、2024年度に新たな形式での英語試験の実施を目指す。各大学の個別試験で記述式問題を広める方策や、受験生間の経済・地域格差を巡る課題なども検討する見通し。

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