顔に独特のペイントをして太鼓をたたき、観客を楽しませる女の子たち=上郡区のやぐら
「蝶よ花よ 花よのネンネ〜」。春を呼ぶ奇祭、勝山左義長まつりが27日幕を開け、にぎやかな左義長ばやしが夜まで響き渡った。大雪に見舞われた冬もあとわずか。大人も子どもも春を迎える喜びに満ちた笑顔と、「浮く」と表現されるおどけたしぐさで太鼓を打ち鳴らした。
一番太鼓を務めた立川区では、男たちがやぐらから飛び出さんばかりに踊るように太鼓を披露した。いつもより多い観客の前で、3番目に太鼓をたたいた嶋田早苗さん(41)は「足はガクガク、緊張したけど楽しかった」と待ちわびたまつりの始まりに興奮気味。小学生らはやぐらの下でにこやかにバチをたたいて盛り上げた。
上長渕区と、今年やぐらを新調した沢区では12区の打ち手の名人たちが集合。おかめのお面をかぶってこっけいに“浮く”男衆、手足をしなやかに動かし楽しそうに舞う女性らの姿に、観客もつられて笑顔で見入っていた。