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都会女子考察、幸福度日本一の訳 科学的にも裏付け?【ゆるパブ】

(2017年3月21日午後0時00分)

拡大 福井の幸せを象徴するような場所で、東京女的生活の池田美樹さん(写真左)と 福井の幸せを象徴するような場所で、東京女的生活の池田美樹さん(写真左)と


 幸福度はやっぱり魅力度につながっているのでは?

 みなさまこんにちは。
 これまでゆるパブでは全く触れてこなかったのですが、私、福井県内の観光やグルメ、イベントなどの情報を発信するサイト「Dear ふくい」を運営しています。
 自分が行って、見て、食べたものをリアルにまとめて、県内の人にも、県外の人にも福井の魅力を知ってもらえたらいいなあという思いでやっております。

 先日、初めて福井旅行に来た、東京で働くクリエイティブチーム「東京女的生活」の3人をゲストにお迎えして、Dearふくい主催のトーク&ライティングライブを行いました。
 当日は、2泊3日の初福井旅行で感じたことを、その場で原稿にまとめてもらったり、自由にトークしてもらったり、大変有意義な時間となりました。

 「人があったかくてびっくりした!」
 「こんなに素敵なものがたくさんあるのに、『なにもない』なんて!」
 「見所がたくさんあるのに、全てが『=福井』に結びついていないことがもったいないね。」
 などなど、一つ一つ掘り下げたいお話もたくさん出て来ましたが、今回は、「幸福」について掘り下げていきたいと思います。

 幸福といえば、福井県は幸福度ナンバーワンで知られていることはみなさんもちろんご存知ですよね。
 でも、なぜ福井県は毎回幸福度ナンバーワンになるのでしょうか。

 最近「幸福学」という学問が話題となっています。
 一人一人が幸福になることで、仕事のパフォーマンスも上がるため、その考え方を取り入れている企業も増えてきているとか。

 今までは、「幸せと感謝」、「幸せとお金」など、決まったテーマを深く追究することがほとんどで、しかも、その多くは心理学者によってなされたものでした。
 しかし、幸福を科学的なアプローチで解明、研究する方が現れたのです。
 それが、「幸福学」の名付け親、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授の前野隆司氏です。

 前野教授はロボット工学を専門とされていた方で、工学と心理学の融合を試み、定量的に幸福度を測るという科学的なアプローチで「幸福」にせまりました。
 実際に、幸せを感じている人の脳をMRIにかけると、左脳前頭葉が活発になるということがわかったそうです。

 また、前野教授は、幸せが「4つの因子」から成り立っていることも導き出しています。
 「自己実現と成長」(やってみよう)
 「つながりと感謝」(ありがとう)
 「前向きと楽観」(なんとかなる)
 「独立とマイペース」(あなたらしく)

 この4つをバランス良く保つことで、幸福度が高まるとか。

 これは、私が福井で生活していた時に感じていたこととかなり共通しています。

 なんでもできそうな気がするから、ブログでもなんでもやってみよう!という気持ちになってくる。
 人に優しくしてもらったから、「ありがとう」をたくさん伝えたいな。
 困っていたら誰かが助けてくれたり、スーパーに行くのを忘れちゃっても、タイミングよくお隣さんがおすそ分けをくれたり、なんとかなるぞ。とかね。
 独立とマイペース、あなたらしくというのは、まさに社長輩出率ナンバーワンの福井にぴったりかもしれませんね。

 こう見てみると、福井の幸福度は科学的にも裏付けられそうな気がしませんか?

 1990年代より数々の女性ライフスタイル誌、ファッション誌の編集を手がける、東京女的生活の一人、池田美樹さんは、この4月から慶應義塾大学大学院で「幸福学」を学ぶことが決まっています。
 そのため、幸福度ナンバーワンの福井を訪れることには、人一倍強い思い入れがあったそう。

 池田さんは、たったの2泊3日の間で、「道ばたで出会った小学生に挨拶をされたこと」や、「とにかく人が温かい」こと、「柔らかい人柄の中にも芯の強さが見え隠れして、すべきことを淡々と行っている感じ。そこに、自信と自信からくる幸せや充実感、満足感を感じる」ことなど、満たされているからこそ、人にも何かを与えることができる、幸せに溢れた福井県民の姿が見えたそうです。

 このトーク&ライティングライブでは、参加してくださった福井県の方にもたくさん意見を言っていただきましたが、その中で、「福井にコンプレックスを持っている」という意見が多く出ました。

 地元の方はそれをネガティブに捉えているようだったけど、コンプレックスって、結局は愛の裏返しじゃないですか?
 地元愛がなければ、気にすることもないと思うし、「こんなところ出ていってやる!」って思っておしまいだと思うんです。

 だから「コンプレックス」という言葉に、福井の方の、無意識の福井への愛をすごく感じました。

 だって福井の方って、「東京から来ました」って言うと、「そんな遠くから福井まで。本当にありがとうねえ、ようこそ。」って、とっても温かい言葉をかけてくれるんですよ。
 それって、福井を愛していなきゃ出ない言葉だと思います。

 愛することって、無条件に幸福につながると思うんです。(恋愛においては違うこともしばしばあるけど笑)
 土地を愛しているってことは、福井で生活していることに幸せを感じられる。
 だから、福井は幸福度ナンバーワンなんじゃないかなと、外から見ている人間は思っています。

 少し前に、幸福度は高いのに、魅力度が低いのは問題では?なんてことも話題になりましたが、今回、そこに私なりの答えが出ました。
 今までに、多くのよそ者に会って、福井に対する感想を聞きました。
 今回の3人のお話も。
 多くの人の福井に対する印象は、「人が温かい」「なんとなく雰囲気がいい」など、ふんわりとしたもので、そこに対して感激している人の多いこと。

 確かにこういった感想は、来てみなければ絶対にわかりません。
 だから、福井に興味のない人にはこれっぽっちも魅力を感じてもらうことはできないです。

 でも、実際に来てみると、幸福度の高さが魅力に直結していることは間違いないと思います!
 だからこれからも、福井は幸福度の高さをずーっと大切にしていってほしいなと思っています。(ゆるパブメンバー、しおりんこと江戸しおり)

  ×  ×  ×

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 福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。2016年3月まで鯖江市に「ゆるい移住」していた江戸しおりさんを中心に執筆中。

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