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アオッサ駐車場、満車で困った 大雪で近隣勤務者“占拠”
(2012年1月28日午前7時39分)
朝から夕方まで満車が続く地下駐車場=26日、福井市のアオッサ
福井市のアオッサにある地下駐車場が、雪の降った日は朝から夕方まで満車となる現象が起きている。JR福井駅周辺に勤務する人や屋外駐車場を借りている人などが“一時避難”していることが原因。アオッサ管理事務所は「館内の公的施設を訪れる人が駐車できない。利用者以外は長時間の駐車を控えてほしい」と訴えるが、車を止める中には県や福井市の職員もおり、疑問の声が出ている。(谷口洋史、山川竜平)
同事務所によると、雪の降った朝は就業時間に合わせるかのように、午前7時半から午前8時半までの1時間で一斉に駐車場が埋まり、夕方までほとんどの車が動くことはない。
今月も本格的な雪となった25日から、連日満車が続いた。出車は午後5時半以降にピークとなり、約2時間で大半の車がいなくなった。開館当初からこのような状況が続いており、同事務所は「毎冬の恒例だが、非常に困っている」とため息を漏らす。
アオッサには市立桜木図書館や市中央公民館、研修室などの公共施設が入っており、車を止められずに予約した講座に遅れる人も出ているという。
市立桜木図書館を毎日利用する50代男性は「この時季は近くの屋外駐車場に車を置き、図書館まで歩いている」と話した。午後5時ごろに訪れた30代女性は駐車スペースを探して何度も周回し、ようやく止めることができた。「利用者のことを考えれば駐車をためらうはず。非常識に変わりない」と話した。
雪を避けるため駐車場を使った30代の県職員男性は「駄目だという意識はなく使ってしまった。今思うと利用者に申し訳ない」と反省しきり。30代の市職員男性は「利用を控えるよう促す看板が分からなかった。気付いていたら駐車していなかった」と話した。一方、60代の会社員男性は「料金を払っているから使ってもいい。利用者優先というなら、もっとPRした方がいい」と語った。
長時間満車が続く理由に、駐車料金が上限千円になっていることも挙げられる。福井駅西口の県営地下駐車場でも午前9時前にはいったん満車となるが、日中は30分ごとに課金されるため「長時間満車にはならない」(同駐車場)という。
アオッサ管理事務所は昨年12月、入り口付近に利用者以外は駐車しないよう促す看板を設置。27日は午前6時40分から、従業員2人が入り口で運転者に声をかけた。ただ、利用者専用の駐車場でないということもあり「駐車希望者を拒否することはできない。良心に訴えるしかない」というのが現状のようだ。
