福井県内で増えているHIV(エイズウイルス)の感染・発症について理解を深めてもらう啓発イベント「世界エイズデーふくい」は4日、福井市のエルパで開かれた。
世界エイズデー(1日)に合わせ、昨年に続き県が開催。医療や福祉を学ぶ大学、専門学校生ら約90人が参加した。
福井大医学部の岩崎博道教授はHIVについて「最も多い感染経路は性行為」などと基礎知識を解説。「飲み薬でウイルスの増殖を抑え、エイズ発症を防げる。薬を飲み続ければ天寿を全うできる」と、検査による早期発見の大切さを話した。
続いて少人数に分かれ、HIVに詳しい医師や看護師らを囲んでグループトークをした。参加者は和やかな雰囲気で「感染しても出産は可能か」「治療費はどのくらいになるか」などと質問し、病気への理解を深めていた。
県内では今年、11月末までに新規のHIV感染・発症報告が5件あった。過去最高8件を記録した昨年の同時期(6件)に迫る数になっている。
エイズデーに合わせ福井健康福祉センターは土曜日の10日も匿名、無料のHIV抗体検査とエイズ相談を行う。午前9時〜11時と午後1時〜3時。要予約。問い合わせは同センター=電話0776(36)6810。