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皮膚がぽろぽろ落ち、かゆがる 風呂上がりに塗り薬たっぷり

(2017年4月20日午前10時00分)

 88歳の父のことです。数年前から体全体をかゆがり、赤くなって粉のような皮膚がぽろぽろ落ちるようになりました。皮膚科で軟膏(なんこう)をもらって塗っていますがよくなりません。なお降圧剤を飲んでいます。また、老齢のためか寒がるようになり、暖房で部屋を異常な暑さにしていることもあります。かゆいのと寒いのとで病んでいます。なんとか改善してあげたいです。アドバイスをお願いします。(福井県小浜市、64歳女性)

 【お答えします】越後岳士・福井県立病院皮膚科医長

 ■高齢者に多いのは皮脂欠乏性湿疹

 体全体のかゆみや寒気が長引き、ご心配のことと思います。年配の方で慢性的に肌のかゆみが続く場合は、加齢による乾燥肌が原因のことが多いです。

 皮脂欠乏性湿疹といい、加齢とともに肌が弱く乾燥しやすくなることで、外からのさまざまな刺激に敏感になります。お風呂ではアカスリやナイロンタオルを使わず、石鹸(せっけん)やボディーソープの泡で優しくなで洗いし、風呂上がりに塗り薬を、すり込まないようにたっぷり塗るのがこつです。

 ■疥癬や薬疹の可能性も

 乾燥肌が原因ではない場合は、感染症や体の内側からくるかゆみかもしれません。年配の方の肌の感染症では疥癬(かいせん)に注意が必要です。ヒゼンダニという小さなダニが原因で、肌にかゆい発疹が現れます。夜にかゆみが強くなる傾向があり、老人施設で流行することがあります。乾燥肌による湿疹と区別することが難しいことがあるので、皮膚科の塗り薬を塗っても治りにくい場合は、疥癬を疑うことがあります。

 体の内側からくるかゆみですと、降圧剤など飲み薬の副作用で肌に発疹が現れることがあります。薬疹といい、一般的には化膿(かのう)止めや痛み止めが原因のことが多いですが、降圧剤でも飲み始めてしばらくして発疹が出始めることがあります。薬疹になると、原因の薬を止めない限り発疹は治りません。薬疹ではないか心配であっても、普段飲んでいる薬を自己判断で中断せず、現在使用している薬の情報を薬の手帳に整理して皮膚科やかかりつけ医に相談しましょう。

 体の寒気は加齢により体温調節機能が低下してきている可能性があります。ホルモンの異常があることもありますので、かかりつけ医に相談してみることをお勧めします。

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