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「頭痛は病気、我慢せず受診を」 片頭痛や緊張型、理解深めて

(2017年2月4日午後5時00分)

拡大 日常生活でできる片頭痛対策 日常生活でできる片頭痛対策


 2月22日は「頭痛の日」。片頭痛や緊張型頭痛などの「1次性頭痛」は、一時的な症状というイメージが一般的にあり、学校や仕事を休んでまで診察を受けることへの抵抗感や遠慮などから、病院に行くことなく悩み続ける人は多い。福井県内の専門医は「一次性頭痛にはきちんとした治療法がある。診断できる医療機関を受診し、自身の頭痛について理解を深めてほしい」と呼び掛ける。

 頭痛の約9割を占める一次性頭痛は片頭痛と緊張型頭痛に大別され、片頭痛は約900万人、緊張型頭痛は2千万人以上が患っているといわれる。片頭痛は、脳の血管が縮んだり広がったりすることで、血管の周囲にある神経が刺激されて痛みを感じる。緊張型頭痛は頭や肩、首を覆っている筋肉の血管が縮まり、血行が悪くなって起こる。精神的な緊張やストレスが原因になるケースもある。

 2008年に県内で先駆けて頭痛外来を開設した福井県済生会病院(福井市)の山崎法明医師は、県内に2人しかいない頭痛専門医のうちの1人。「片頭痛は01年に特効薬(トリプタン系製剤)が登場し、痛みから速やかに解放されるようになった」と語る。

 緊張型頭痛と判明した場合は、リラックスすることが一番の特効薬。肉体的な緊張が原因ならば、まずは自分でストレッチで首や肩をほぐし、風呂に入って体を温める。精神的な緊張によるものなら、ストレスの解消につながる活動が有効。痛みの程度によっては鎮痛剤や筋肉弛緩剤、精神安定剤などを内服することがある。

 ただ、頭痛を恐れるあまり薬を飲み過ぎてしまうと、痛みを感じるハードルが下がり、今まで痛くなかった程度でも痛むようになる可能性もある。「このような薬物使用過多による頭痛の状態になるとなかなか抜け出せない。薬は正しく飲んでほしい」

 同病院の頭痛外来では▽甘い物や少量のカフェイン(コーヒーや緑茶など)を摂取する▽傷む場所を冷やす−などの痛みを和らげる工夫、片頭痛を引き起こしにくくする方法も指導している。山崎医師は「頭痛による仕事の生産性低下や国全体の経済的損失は大きい。日本人は痛みを我慢しがち。医療機関を受診することで脳梗塞や脳腫瘍などによる二次性頭痛が発覚するケースもある。頭痛を減らしてより快適な日常生活を送ってほしい」と話している。

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