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福井の鉾島が県外写真愛好家に人気 整列岩礁と白波を一緒に撮影可能

(2017年1月14日午前7時20分)

拡大 鉾島にカメラを向けるツアー参加者=2016年12月9日、福井市南菅生町 鉾島にカメラを向けるツアー参加者=2016年12月9日、福井市南菅生町


 幻想的な冬の日本海の撮影を狙う県外の写真愛好家の間で、福井市南菅生町の鉾島(ほこじま)が注目されている。夕暮れどきの鉾島を長時間露光で撮影する旅行会社のツアーが満席となる盛況ぶり。参加者からは「きれいに整列した岩礁と白波を撮影できるポイントは、全国でも極めて少ない」と評価。企画した旅行会社は「日本海の荒波を長時間露光にこだわって撮影したい愛好家が増えている」と人気を分析している。

 ツアーを催しているのはクラブツーリズム(本社・東京)。夕方に鉾島と東尋坊を巡るツアーを2015年から始めた。同年12月には3回開催し計71人が参加。昨年12月にも3回開催したところ、定員90人の席が販売直後に売り切れるほどの人気ぶりだった。リピーターも目立ったという。

 昨年12月9日、「冬の越前海岸と東尋坊の夕景撮影会」と題したツアーに、大阪、京都、奈良の3府県から34人の愛好家が参加。厳寒の海に浮かぶ鉾島にカメラを向けていた。「今からがきれいですからね。設定を動かしたらあきませんよ」と指導したのは、講師で写真家の竹下光士さん(51)=京都市。長時間露光や波の迫力を捉えるこつを伝えていた。

 鉾島は東尋坊と同じく、固まった溶岩が冷えて収縮する時に割れ目ができる「柱状節理」と呼ばれる形状。同社によると、写真愛好家の間ではもともと、鉾島は星空や冬季の荒波、夕日の撮影地として知られていた。

 鉾島を望む国道305号線沿いには撮影に適した広場があるほか、人工的な街灯がないため自然な光での撮影ができる。竹下さんは「観光客が少ないため、周囲の邪魔にならずに撮影に集中できるのも、東尋坊にはない魅力」と話す。

 同社は「魅力的な撮影地を全国に伝え、地域活性化にもつながればうれしい」としていた。

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