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熊本地震でマンホールトイレ活躍 福井でもセミナーで有用性を理解

(2016年9月20日午前7時10分)

拡大 マンホールトイレの仕組みについて説明を受ける参加者(左)=6日、福井市のアオッサ


 4月の熊本地震を受け、災害時のトイレ環境の在り方を考えるセミナーが6日、福井市のアオッサで開かれた。県内の行政関係者ら約70人が、マンホールを活用した仮設トイレの有用性などについて理解を深めた。

 下水道管路の補修などを行う県内15社が加盟する県下水道管路維持協会が開いた。日本グラウンドマンホール工業会(東京)の広報室長、竹中史朗さんを講師に招いた。

 災害発生時は断水で使えなくなる水洗トイレ。竹中さんは「トイレを気にして食事を我慢することで体力や免疫力が低下し、健康面に直結する深刻な問題」とし、マンホールトイレの活用を促した。あらかじめ災害時のトイレ用として整備したマンホールのふたを開け、便器やテントを設置するもので、直接下水道に流すため、衛生的で悪臭がしないのが特徴という。

 熊本地震では熊本市内の中学校に20基が設置された。「災害直後から快適な洋式トイレを利用でき、段差もないため、お年寄りや子どもに好評だった」と振り返った。

 会場にはマンホールトイレが展示され、参加者が熱心に見学していた。

 国土交通省によると、災害時のトイレ用に整備したマンホールは2015年度末時点で全国に約2万4千、福井県には80ある。

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