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益川敏英氏、ひらめきどこから? 素粒子研究の魅力を高校生に力説

(2017年2月20日午後5時10分)

拡大 ふくいサイエンスフェスタで福井県内の高校生の質問に答える益川敏英氏(中央)=19日、福井市のアオッサ ふくいサイエンスフェスタで福井県内の高校生の質問に答える益川敏英氏(中央)=19日、福井市のアオッサ


 福井県内中高生の知的探究心を育む県教委の「ふくいサイエンスフェスタ2016」が19日、福井市のアオッサで開かれた。2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英・名古屋大特別教授(77)が県内高校生たちと対談する形で講演。同時受賞した福井市名誉市民の故南部陽一郎氏を「アイデア豊富なすごい先生」とたたえ「南部先生の故郷の若者たちは、先生にあこがれて新しい文化的活動をしていってもらいたい」とエールを送った。

 同フェスタは子どもたちが最先端の科学技術に触れる機会にしようと、県教委が毎年開いている。今年は益川氏が藤島、高志、若狭、武生高の男女生徒計6人と登壇し、生徒らの質問に答えた。科学に興味がある中高生を中心に約400人が聞き入った。

 素粒子研究の魅力について「自然界が投げ掛けてくる『どうしてこんな現象が起こるのか』という問いについて必死に考えていると、教科書にない新たな答えが出てくる。こんなすごいことはない」と強調。「ひらめきはどこから来るのか」という質問には「何もないところにひらめきはない。十分に煮詰めて考えた上でこそ、何かの拍子で飛躍する」と日ごろの努力の大切さを説いた。

 日本の科学の将来への思いにも触れ「最近は豊かになって必要以上に努力する必要なしという風潮が見え隠れする」と指摘。海外留学希望の学生が減っているとして「将来の可能性を(若者自らが)閉ざしてしまうのはもったいない」と呼び掛けていた。

 

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