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北陸新幹線、フリーゲージも検討 国交省、大阪運行を想定

(2012年1月28日午前7時36分)

 国土交通省は27日、政府が建設方針を決めた北陸新幹線金沢―敦賀など整備新幹線3区間の投資効果や収益性を確認する小委員会の初会合を開いた。国交省は、在来線を使い乗り換えなしで大阪へ直通運転して投資効果を上げる方法として、フリーゲージトレイン(軌間可変電車)の導入も検討材料に挙げた。フル規格で走る東京―敦賀とは別に、湖西線を使った大阪―金沢・富山の運行を想定するという。

 委員会は今後4回程度を予定。自治体のヒアリングなども行い、着工基準を満たしているか結論を出す。国交省は3月中の工事認可を目指している。

 金沢―敦賀の費用対効果、収支採算性を試算する一環として国交省は、敦賀駅で在来線特急に同じホームで対面乗り換えする場合と、フリーゲージによる乗り換えなしの2通りのデータを提示。対面乗り換えで費用対効果は1・0、収支採算性は年間80億円のプラスで、着工基準は満たした。フリーゲージはこの数字を若干上回った。

 フリーゲージの場合、敦賀で在来線と新幹線の線路を行き来するための設備が必要になるため、建設費は国交省が示した1兆1300億円から数百億円増えるが、利便性が向上し投資効果は高まるという。

 同省の潮崎俊也施設課長によると、フリーゲージは大阪―金沢・富山を走り、特急のサンダーバードに代わるような位置付けを想定するという。東京―敦賀間には通常の新幹線が走る。

 フリーゲージは車輪の間隔を変えて新幹線と在来線を直通運転できる。九州新幹線長崎ルートでも導入予定。現在、車両を開発中で、実用化には至っていない。

 フリーゲージについて小委員会は技術的可能性を含め議論を続けるが、認可の条件として直接の関連はない。(長谷川靖)


 

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