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相互乗り入れ好調で目標達成確実 福井鉄道とえちぜん鉄道、快適さ要因

(2017年3月26日午後5時00分)

拡大 えち鉄、福鉄直通区間の実績(4月1日〜12月31日) えち鉄、福鉄直通区間の実績(4月1日〜12月31日)


 えちぜん鉄道三国芦原線と福井鉄道福武線の相互乗り入れが、昨年3月27日の運行開始から1年となる。田原町駅(福井市)での乗り換えがいらなくなり、快適に移動できるようになったことで、利用者数は早くも2年目の目標を上回るペースで推移し、14万人に迫る勢い。ただ日中は空席が多い便もあるため、路線バスやコミュニティーバスとの接続改善で新たな需要を掘り起こすことにしている。

 相互乗り入れ区間の鷲塚針原(福井市)―越前武生(越前市)の所要時間は急行を使うと約60分。乗り継ぎより約20分短く運賃も安くなった。

 昨年4〜12月の9カ月間に相互乗り入れ区間を移動した利用者数(田原町駅をまたいで移動した人数)は、乗り換えが必要だった2015年度同期の約2・8倍に当たる約10万1500人。15年度の約4万4千人を約5万7500人上回り、初年度目標の5万人増をクリアした。

 県交通まちづくり課は「今年1〜3月分を加えると、初年度の利用者数は約14万人の見通し」としており、15年度を約9万人上回るのは確実。2年目の目標8万人増を前倒しで達成しそうだ。

 利用者増の大きな要因の一つが通学定期の伸び。丹南方面から福井商高や啓新高に通う生徒は学校近くの福大前西福井駅まで乗り換えせずに移動できるようになり、昨年4〜12月の通学定期の累計有効枚数は15年度同期の約4・4倍に増えた。通勤定期も沿線のパークアンドライド駐車場にマイカーを止めてから電車に乗って会社に向かう人が増え、約1・5倍となった。

 普通切符(片道)の販売枚数も約3倍に。生活圏が広がり、買い物や通院に電車を使う主婦やお年寄りが増えた。

 2年目のさらなる利用者増に向け、県交通まちづくり課の猪嶋宏記課長は「地域鉄道を軸に、路線バスやコミュニティーバスと乗り継ぎしやすい公共交通ネットワークを交通事業者や市町と整備していきたい」と話している。


 

 【残そう福武線】

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