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交通史に残る画期的な再生手法 日本民営鉄道協が相互乗り入れ特集

(2017年1月29日午前11時30分)

拡大 えちぜん鉄道と福井鉄道の相互乗り入れに関する特集記事が掲載された日本民営鉄道協会の広報誌「みんてつ」60号 えちぜん鉄道と福井鉄道の相互乗り入れに関する特集記事が掲載された日本民営鉄道協会の広報誌「みんてつ」60号


 日本民営鉄道協会の広報誌「みんてつ」(第60号)に、昨年3月27日に運行が始まったえちぜん鉄道三国芦原線と福井鉄道福武線の相互乗り入れの特集記事が掲載されている。異なる事業者の鉄道と路面電車の直通が福井県で全国で初めて実現するまでの歩みや地域共生型の鉄道に生まれ変わった歴史、北陸新幹線県内開業を見据えた公共交通の展望などが詳しく紹介されている。

 特集記事は24ページにわたる。福井大大学院の川上洋司教授(地域都市計画、交通計画)は基調報告で、相互乗り入れ実現の出発点として、えち鉄前身の京福電鉄が2度の正面衝突事故で運行停止となった「負の社会実験」を取り上げている。沿線住民がバスでは電車を代替できないことを実感し、地域鉄道を地域と公的関与で支える合意形成につながったと解説。今後の展望としては、地域やまちづくりとのさらなる連携や直通区間の拡大に期待を寄せている。

 1期目からマニフェストに相互乗り入れを掲げ、13年を経て実現した西川一誠知事は、インタビューで地域鉄道を支援する意義を強調。超高齢化社会や北陸新幹線県内開業を見据え「利便性の高い地域公共交通ネットワークを構築していく」と決意を語っている。

 えち鉄の豊北景一社長、福鉄の村田治夫社長へのインタビューも掲載されている。

 相互乗り入れを特集した理由について、日本民営鉄道協会は「行政と沿線住民の力で鉄軌道を再生し、未来につなげた日本の交通史に残る画期的なプロジェクト。地方都市の公共交通ネットワーク整備と、官民連携によるまちづくりのあり方を考える際の参考になれば」としている。冊子は約7200部作製し、同協会加盟の全国72社の私鉄や官公庁などに配布された。特集記事は同協会のホームページからダウンロードできる。


 

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