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高浜原発再稼働、知事が来週同意 国の責任強調の首相発言を評価

(2015年12月19日午前7時20分)

 関西電力高浜原発3、4号機の再稼働をめぐり、西川福井県知事が来週、同意する見通しとなった。安倍晋三首相が18日の原子力防災会議で、これまでの福井県の求めに応じて「政府として総合的な(原子力の)政策対応を進める」などと国の責任を強調し、国民理解が得られるよう丁寧に説明していくと述べたことを知事として評価。20日に来県する方向で調整中の林幹雄経済産業相との面談で国の方針を具体的に聞いた上で、判断する。

 2基は福井地裁が運転差し止めの仮処分を決定し、これが覆らない限り再稼働できない。関電は異議を申し立てており、地裁は24日に決定を言い渡す。知事は「(同意判断とは)別の事柄。待っているわけではない」と述べており、地裁決定より前に判断する可能性が高い。

 安倍首相は、原子力防災会議で、原子力政策について「再稼働のみならず、防災対策、廃炉、使用済み燃料対策、立地地域の振興など課題は多岐にわたる。政府として、これらに責任を持って取り組む」と強調。「福井県をはじめ関係自治体は、この方針を理解いただき、協力をお願いしたい」と求めた。

 本県が最も重視してきた原発の重要性に対する国民理解の促進については「全国各地で説明会を行うなど、国民理解が得られるよう丁寧に説明していく」と述べた。

 知事は首相発言を受け「安倍首相から、原子力のさまざまな課題を抱える福井県を念頭に、わが国の原子力政策全般の将来について考え方が示された」とのコメントを発表。林経産相との面談で、県が国に求めてきた5条件の回答を受け、国民理解の具体的な進め方も聞く方針。

 一方、2基の安全性の確認については、知事が19日に県原子力安全専門委員会の中川英之委員長から検証結果の報告書を受け取る。さらに、来週にも現地を視察し関電の八木誠社長から安全体制の説明を受ける方向で日程を調整しているとみられる。

 2基は原子力規制委員会の審査に合格し、現在は再稼働前の最終手続きとなる使用前検査中で、関電は3号機の工程では今月下旬に燃料を装荷し、来年1月下旬に再稼働する計画。地元同意手続きは、既に立地町の高浜町会と野瀬豊町長、県会が同意している。


 

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