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もんじゅ未点検新たに2100点 一部に保安規定抵触も

(2013年6月22日午前7時10分)

 日本原子力研究開発機構は21日、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で新たに約2100点が未点検状態だったと発表した。原子力規制庁が同日まで行った保安検査で報告した。3月末現在での未点検機器は約4100点になった。

 もんじゅは1万点近い機器で点検時期を超過していることが発覚。原子力規制委員会が5月末、事実上の運転禁止命令を出し、原子力機構の鈴木篤之前理事長が引責辞任した。

 原子力機構は1月、「点検漏れは電気保修課のみで発生していた」と説明していたが、その後、機械保修課でも見つかった。この日の報告では同課と燃料環境課で不適合機器が約2千点あったと明らかにし、点検漏れは計約1万2千点となった。

 また、新たに見つかった未点検機器約2100点のうち、制御棒を動かす設備の電気計装や配管を温める予熱ヒーターの温度計など約1800点は既に発覚している1万点に含まれており、手続きの不備などにより未点検に区分した。一次系の予熱電源盤など残りの約300点は、稼働していて期限内に点検できないことが分かり、点検期限を延期した。

 さらに、付着したナトリウムを洗浄する設備の機器65点が、点検間隔が28カ月以内だったのに、点検期限の記載に不備があり、昨年12月に期限を超えたことが規制庁の調査で分かった。20日までに点検を終えたが、保安規定違反に当たる恐れもあるという。

 もんじゅの弟子丸剛英所長代理は「さらに信頼を落としたことは大変申し訳なく思っている」と陳謝した。大幅に増えた未点検機器の点検は、人員増や工程の見直しなどにより、完了時期を当初の来年1月から今年9月末に前倒しするとした。

 

 

≫もんじゅは今〜ナトリウム漏れ事故から10年〜(2005年掲載記事)

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