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原発40年超運転、学生らが懸念 「専門家信じるしかない」

(2016年12月12日午前7時10分)

拡大 原発の40年超運転について考えたシンポジウム=11日、福井新聞社・風の森ホール 原発の40年超運転について考えたシンポジウム=11日、福井新聞社・風の森ホール


 原発の40年超運転をテーマにしたシンポジウムが11日、福井市の福井新聞社・風の森ホールで開かれた。経済産業省資源エネルギー庁と関西電力の担当者が講演。参加者を交えてパネル討論も行い、エネルギー政策や原発の在り方について考えた。

 県環境・エネルギー懇話会が主催し、県民約280人が聴講した。エネ庁の多田明弘次長は、国のエネルギー政策を紹介。全ての原子炉を運転開始から40年で廃炉とすると、エネルギー基本計画で定める原発比率「20〜22%」をクリアできないと主張した上で、安全を前提に原子力規制委員会の審査に合格した原発は再稼働するとの政府方針を説明した。

 関電の森中郁雄常務執行役員・原子力事業本部長代理は、原発のソフト、ハード面の対策を強化したと説明。「40年超のプラントも、最新のプラントと同一の基準で安全性を確認している」などと語った。

 県内の経済界や消費者、立地自治体、若者のそれぞれの代表者4人が討論。原発の40年超運転について「分かりやすい情報に基づいて国民一人一人が問題を咀嚼(そしゃく)し、建設的な議論を」(鈴木早苗・県地球温暖化防止活動推進員)、「安全性向上のため事業者に努力してもらい、規制する側はしっかりと規制してほしい」(田中康隆・高浜町商工会会長)といった意見が上がった。

 福井大生の青山泰之・ふくい学生祭元実行委員長は「専門家が考え、決めたことは信じるしかない」、進藤哲次・ネスティ社長は「人口減少時代に全原発を40年で止めると、発電コストが上昇する一方だ」と懸念を示した。

 原発の40年超運転を巡っては、関電高浜1、2号機と美浜3号機が規制委の審査に合格。美浜1、2号機や日本原電敦賀1号機などは廃炉を決めている。


 

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