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運転延長取り消しを、地元民が提訴 美浜原発3号機で名古屋地裁に

(2016年12月10日午前7時10分)

拡大 訴状を提出後、記者会見する松下照幸さん(右から2番目)や北村栄弁護団長(同3番目)ら=9日、名古屋地裁 訴状を提出後、記者会見する松下照幸さん(右から2番目)や北村栄弁護団長(同3番目)ら=9日、名古屋地裁


 運転開始から40年以上経過した関西電力美浜原発3号機について、福井県住民3人が9日、国に運転延長認可取り消しを求める訴訟を名古屋地裁に起こした。

 原告の代理人は、関電高浜原発1、2号機の運転延長認可取り消しを国に求めて同地裁で係争中の原告の弁護団。同1、2号機の訴訟について同日、愛知、三重、長野の住民9人が追加提訴した。原告数は計111人となった。

 この日提訴した福井県3人は、元美浜町議の松下照幸さん(68)と敦賀市、若狭町の住民。

 訴状によると、新規制基準は東京電力福島第1原発事故の真摯(しんし)な反省を踏まえていないと批判。原子力規制委員会は原子炉圧力容器の老朽化に伴う危険性を厳格に審査しておらず、甚大な事故が起きる恐れがあると主張している。「40年ルール」が厳格に運用されなければならないことは明らかだとした。

 美浜3号機については規制委が11月16日に運転延長を認めた。原子炉等規制法は運転期間を原則40年に制限しているが、規制委が認めれば最長20年延長できる。老朽原発の認可は高浜原発1、2号機に続き2例目。

 弁護団によると美浜、高浜両原発についての裁判は今後、集中的に進めるため同時に行う「併合審理」となる見通し。

 規制委は「提訴があったと承知していない。訴状も届いておらずコメントは控えたい」とした。


 

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