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高浜原発1、2号機が審査合格へ 新規制基準、老朽原発では初

(2016年2月19日午前9時30分)

 関西電力が再稼働を目指す老朽原発の高浜1、2号機について、原子力規制委員会の主要審査が18日におおむね終了した。規制委は新規制基準を満たしているとして、合格証の原案となる「審査書案」を作成し、2基は近く事実上、審査に合格する見通し。意見公募を経て正式合格となる。運転開始から40年を超える原発の審査合格は初めて。

 原子炉等規制法は、原発の運転期間を原則40年に制限しているが、規制委が認可すれば、特例で最長20年延長できる。高浜1号機は2014年11月、2号機は昨年11月に運転開始から40年を迎えた。2基は、7月7日までに新基準に基づく審査のほか、運転延長の審査に合格しなければならない上、設備の詳細設計をまとめた工事計画の認可も必要。新基準は、事故時の対応拠点として緊急時対策所の設置を求めているが、関電は2基の緊対所の運用時期を未定としており、再稼働時期は不透明だ。

 2基の審査では、防火性能が不十分なケーブルの難燃化対策が焦点となっていたが、規制委は昨年12月、ケーブルを防火シートで包んだり、燃えにくい素材に交換したりするとした関電の方針を了承。原子炉設備の耐震設計をめぐっては、実際の設備で安全性を確認することなどで議論はおおむね終えた。

 運転開始から40年前後の原発の存廃では、関電美浜1、2号機と日本原電敦賀1号機、中国電力島根1号機(松江市)、九州電力玄海1号機(佐賀県)の5基が昨年4月に廃炉になった。関電だけが高浜1、2号機、美浜3号機の運転延長を申請し、安全対策の費用として1基当たり1千億円超を見込んでいる。

 これまで規制委の審査に合格した原発は、九電川内(せんだい)1、2号機(鹿児島県)、高浜3、4号機、四国電力伊方3号機(愛媛県)で、高浜1、2号機が合格すれば4例目となる。

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