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福井地裁、高浜原発再稼働認めず 仮処分決定、規制委合格事実上否定

(2015年4月14日午後4時06分)

拡大 高浜原発3、4号機の再稼働差し止め仮処分で、「司法が再稼働を止める」などと書かれた垂れ幕を掲げる原告団=14日午後2時4分、福井地裁前 高浜原発3、4号機の再稼働差し止め仮処分で、「司法が再稼働を止める」などと書かれた垂れ幕を掲げる原告団=14日午後2時4分、福井地裁前


 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の安全対策は不十分として、周辺の住民らが再稼働差し止めを申し立てた仮処分で、福井地裁(樋口英明裁判長)は14日、再稼働を認めない決定をした。仮処分で原発の運転を禁止する決定は全国初。決定はすぐに効力を持つ。関電は不服を申し立てるとみられ、主張が認められない限り再稼働できない。

 2基は今年2月、九州電力川内原発(鹿児島県)に続き、政府が「世界で最も厳しい」と強調する原子力規制委員会の審査に合格したが、司法はこれを事実上否定する判断をした。11月の再稼働を想定し、地元同意の手続きに入っている関電のスケジュールに影響が出るのは必至。原発を「重要なベースロード電源」と位置付ける政府のエネルギー計画の見直しを求める声が上がりそうだ。

 住民らは、関電が想定する基準地震動(耐震設計の目安となる揺れ)を超える地震により、放射性物質が飛散する過酷事故に陥る可能性があると主張し、人格権が侵害されると訴えていた。

 樋口裁判長は昨年5月にも福井地裁で、関電大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の差し止めを命じる判決を言い渡しており、控訴審が係争中。住民らは12月、再稼働が迫っているとして、高浜と大飯計4基の差し止め仮処分を福井地裁に申し立てた。大飯の2基の審理は分離された。

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