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ウルトラマン愛をジオラマに凝縮 プロモデラー酒井正人さん再現

(2016年1月10日午後5時20分)

拡大 ウルトラマンとベムラーの対決シーンのジオラマを作った酒井正人さん=福井県福井市のエス・モデルワークス ウルトラマンとベムラーの対決シーンのジオラマを作った酒井正人さん=福井県福井市のエス・モデルワークス


 前傾姿勢で怪獣ベムラーとの戦闘に臨むウルトラマンは、ひじや腰部分のスーツのしわまで精巧に再現され、今にも動きだしそう。酒井正人さん(53)=福井県福井市=が作った縮尺150分の1のジオラマは、記念すべき第1話の対決シーン。

 酒井さんの職業は「プロモデラー」。模型ファンの依頼を受け、特撮ヒーローなどのガレージキットの組み立てや塗装を手掛ける。ウルトラマンやゴジラなど300体以上を作ってきた。

 子どものころ、茶の間のテレビにかじりついてウルトラマンを見た。「ビデオがない時代だから、その場限りの一発勝負。テレビの前に正座し、まばたきもせずに集中して見たから記憶は鮮明です」

 画面の中で繰り広げられた対決シーンでは、細部まで精巧に再現されたビルや城のセットがものの見事に壊された。現代のCG(コンピューターグラフィックス)映像では味わえない緊迫感と生々しさ。「特撮技術者にあこがれました」。その思いをプロモデラーという形で“実現”。特撮セットとはスケールこそ違えど、緻密さは負けていない。

 「最初から必殺技を繰り出すのではなく、まずは素手で怪獣に挑む姿に好感を抱きます。怪獣たちはそれぞれ複雑な生い立ちを抱えている。だからむやみに打ちのめさず、時には優しく宇宙へ連れ帰る。人間味がありますよね」。ジオラマには、そんな“ウルトラマン愛”が凝縮されている。

 

 

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