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コンビニのコーヒー運びやすい袋 包装資材のミヤゲンが開発

(2016年3月17日午後5時20分)

拡大 コンビニの持ち帰り用コーヒーを入れるポリ袋。左が1個用で、右が2個用=福井県敦賀市のミヤゲン コンビニの持ち帰り用コーヒーを入れるポリ袋。左が1個用で、右が2個用=福井県敦賀市のミヤゲン


 レジ袋など包装資材製造のミヤゲン(本社福井県敦賀市山泉、宮元武壽社長)は、コンビニエンスストアの持ち帰りコーヒー用のポリ袋を開発した。カップを入れても中身がこぼれず、持ち運びしやすいのが特長。早ければ年内の商品供給開始を目指している。コンビニのサービス競争が激化する中、大手チェーン向けに受注拡大を図る。

 同社は、2千億円市場ともいわれるコンビニの持ち帰りコーヒーに着目。現状ではテークアウトの際、消費者が手でカップを運ぶことが多いため、持ち運びしやすい袋の開発に取り組んできた。

 2年がかりで開発したポリエチレン製の袋は、カップを固定するためのパーツを中央部に一体成型で設けた。底の部分には平らなパーツを付け、安定感を持たせた。側面は2重構造で、砂糖やミルクを入れるポケットになる。

 カップを固定する紙製の枠を用意している一部コンビニもあるが、同社のポリ袋は▽作業の手間が減る▽紙製の枠に比べて安価▽保管場所を縮小できる―など店側にもメリットがあるという。

 同社は試作品製作と当面の量産に向け、約2千万円を投じて機械を導入。1〜3個用の3種類を完成させ、設備や製法に関する複数の特許を取得した。量産化に向け、さらに改良を加えている。

 またコストダウンを図るため、特許などの知的財産や生産・受注を管理する事業会社を新設。この会社を窓口に、コンビニに袋を供給する卸売業者から保証金を受け取る仕組みを構築する。今後、量産体制を拡充する際には保証金を機械導入費に充てる考えで、既に複数の業者と交渉中という。

 同社の年間売上高は14億円強で、量販店向けのレジ袋や自治体指定のごみ袋などが全体の6割を占める。コンビニコーヒー用の袋は、5年後に年間売上高4億〜5億円を目標としている。

 コンビニ業界の再編によるサービス競争に加え、持ち帰り食品が消費税の軽減税率の対象となった場合、需要はさらに高まると同社はみている。宮元社長は「大手同士のサービス競争などを追い風に受注を増やし、開発型企業として収益の柱にしていく。さらに海外のコーヒーチェーンなどにも販路を広げたい」と話している。

 

 

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